SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル
- 作者: ジョン・ソンメズ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/06/02
- メディア: Kindle版
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を読んだので重要だと思ったところをメモ。
第一部 キャリアを築こう
専門性はとても大事(p.33)
特定のフレームワークやプラットフォームについて深く掘り下げることによってより高い時給を要求できる。 また、専門分野は時代の流れによって変えていくことが大切。
あなたの習慣を見直そう。自らの1日を観察して、出来る限り多くの習慣を見つけよう。良いものと悪いものに分けてリストアップしよう。次に、いい習慣を考えてそれを身につけるプランを立てよう(p.56)
プロとアマの違いについて、プロになるために習慣の見直しが重要だということ。
第二部 自分を売り込め!
私がソフトウェア開発者に特に勧めたいもっとも効果的なものは、ブログである。ブログはインターネット上のホームベースにすべきだと思う。(p.107)
エンジニアが自分をマーケティングするにはブログをやると良いよという話。実は僕もこれを読んで始めた。
第3部 学ぶことを学ぼう
第33章 教える:学びたいなら教えよう
私がいつも勧めているのは、ブログの解説である。ブログは、あまりプレッシャーを感じずに自分が学んでいることを他人に教えられるすばらしい場だ。(p.185)
第4部 生産性を高めよう
第38章 ポモドーロ・テクニック
著者が実践してきた生産性向上法の紹介。
その日にする仕事の予定を立てて、25分で鳴るタイマーをセットしてから、最初のタスクに取り掛かる。一度に一つのタスクだけを処理し、25分間はそれだけに集中する。・・・25分立ったら5分で鳴るようにタイマーをセットして休憩を取る。これを1ポモドーロとする。4ポモドーロごとにそれよりも長い休憩(通常は15分)を取る。(p.210)
ポモドーロ・テクニックの本当の力は作業量を見積もり、トラッキングするためのツールとして使った時に現れる。1日に実行したポモドーロの数を数え、1日にどれくらい一生懸命仕事をしたか、自分のほんとうの能力はどれだけかを精確に測れるようになる。(p.212)
集中法としての要素もあるけど、タスクの見積もりの精度を向上させるテクニックでもあるよ。
第39章 以前よりも安定して多くの仕事が出来るワケ
著者が実践している「クォータシステム」という生産性向上策の紹介。
あなたが繰り返し行なっているタスクを取り出して、特定の期間内にそのタスクを何回こなすつもりかをクォータとして設定する。期間は、毎月、毎週、毎日のいずれかでもかまわないが、明確に決めて奥。大きなプロジェクトに取り組むときには、それを小さな頒布できるタスクに分割する方法が必要になる。(p.219)
タスクの実行周期を決めるということ。
クォータシステムのルール
・反復可能なタスクを選ぶ。
・タスクを実行しなければならない期間を決める。
・その期間にタスクを何回実行しなければならないかを決める
・コミットする。クォータを必ず達成するように厳格にコミットする。
・調整する。クォータが高すぎたり低すぎたりする場合、期間中にはクォータをいじらない。
これを読んで僕も、「1週間にブログを1記事以上書く」、「1週間に1つCodeIQまたはPaizaの問題を解く」というクォータを設定した。 でも、最近はコミットできない週もあってかなり弛んでたなぁ・・。
第43章 時間を浪費するメカニズム
はっきり言おう。テレビを見るのを止めよう。(p.237)
小飼弾も言ってたなぁ。
第5部 お金に強くなろう
第50章 給与交渉の方法
会社があなたのことを知っていて、面接さえせずに直接ポストを提示してくるのが最良の形であることは言うまでもないだろう。その場合、給与交渉はほとんどあなたの言い値だ。(p.282)
第二部の話につながってくる。マーケティングは大切だ。交渉テーブルに付く前に大方の勝負がついている。
数字を先に言ったほうが負け
特に重要なのは、先に数字を言った方が確実に不利になることだ。どのような交渉でも、自分の条件は後から言うようにしたい。(p.282)
例として、予算が8万ドル〜10万ドルのポストに応募した際に、自分から数字を行ったせいで年俸を2万5千ドルも割引いて雇用されてしまった男の話が載っていた。
その他
後半は不動産投資と筋トレの話。。