なぜ、ああたの仕事は終わらないのか? 中島聡
著者はマイクロソフト本社で働いていたこともある日本人プログラマの中島さん。
中島さんが培ってきた仕事術を紹介している。
・(仕事が終わらない理由は)大きくまとめると、次の3点に集約されます。(p.48)
① 安請け合いをしてしまう
② ギリギリまでやらない
③ 計画の見積もりをしない
・言葉で説明するのが難しいときは形にして見せてしまうのが一番いい(p.123)
・どんな仕事でも、企画をアイデアのままではなく形にした人がその企画の推進者になることができます。
私のような日本から渡米したばかりのいちエンジニアがマイクロソフトで活躍できたのは、
まさに限られた時間を濃密に使いこなし、プロトタイプを先に作ったからなのです。(p.134)
・まずは「締切は絶対に守るもの」と考える(p.152)
① 「まずはどのくらいかかるかやってみるので、スケジュールの割り出しのために2日ください」と
答えて仕事に取り掛かる(見積もりをするための調査期間をもらう)。
② その2日をロケットスタート期間として使い、2日で「ほぼ完成」まで持っていく
③ 万が一、その2日で「ほぼ完成」まで持っていけなかった場合、これを「危機的な状況」と認識して
スケジュールの見直しを交渉する
・期間が10日だとしたら、最初の2日は「ロケットスタート」の期間。ここで、「ほぼ完成」に持っていく。残り8日は「流し」の期間。(p.165)
→ ロケットスタート期間のまま全て終わらせないこと。
・いつも全力を出していると、真の実力を発揮できなくなる(p.164)